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健康食品のはなし [健康食品生活]

健康を維持し、増進することが期待されている食品のことを「健康食品(functional food)」といいます。「機能性食品」とも言われることもあります。最近は健康ブームのため、さまざまな健康食品が販売されています。冬虫夏草もその一つ。興味を持ったら安心の冬虫夏草販売店で購入しましょう。

その健康食品ですが、日本の法律では、「健康食品」という区分は存在していません。2003年から2004年にかけて、13回行われた行政による「健康食品に係る制度のあり方に関する検討会」おいての定義は、「広く、健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般」とされています。つまり、健康食品とは、「たくさんの人に「健康食品」とされ、販売されていたり、利用されている物」ということです。

1984年ごろには、健康食品を医薬品に分類するか食品に分類するか、という騒動の中で「機能性食品」という呼び方も提唱されました。機能性食品という言葉は、1984年に世界に先駆けて提唱されましたが、特定保健用食品の制定に伴ってあまり使われなくなりました。

2001年に保険機能食品制度が定められ、国の定めた規格や基準を満たす食品については保険機能を表示することができるようになりました。保健機能食品には、科学的根拠を提出し、表示の許可を得た特定保健用食品(トクホ)と、特定の栄養素を一定量含めば、表示が可能となる栄養機能食品があります。「健康食品に係る制度のあり方に関する検討会」では、健康食品から保健機能食品を除いたものを、「いわゆる健康食品」と表現しています。ヤクルトも特定保健用食品(トクホ)になります。

民間資格の健康食品管理士の英語表記は(functional food consultant)となっている。2004年に発行された、『医療従事者のための「完全版」機能性食品ガイド』では、巻頭で健康食品の情報を提供するという解説を行っています。(詳しくは他のページで)

独立行政法人である国立健康・栄養研究所では、「健康食品の安全性・有効性情報」というデータベースを公開し、情報の提供の役割を担っています。2007年2月には、国立健康・栄養研究所の監修で『健康食品データベース』という書籍が翻訳され発行されていますが、ここでの健康食品は、英語の原題中のNatural medicinesの和訳が健康食品でとなっています。

健康食品について [健康食品生活]

人間は古くから、いつまでも健康で若くありたいと願い、自然界のさまざまな植物や昆虫・動物を食用や薬用面で活用してきた。ことに、医学や科学の進歩によって病気や老化の原因が解明されるにつれ、病気になってから薬を飲む前に、日頃から健康によい食品を摂取して、病気を予防したいと考える人が増えている。一方、食生活が豊かになるにつれて、生活習慣病や肥満などが増加し、動脈硬化や肥満を防ぎ、免疫力の増強効果などがある食品へのニーズが高まっている。このように、健康の保持増進にさまざまな効果を期待して摂取されているのが「健康食品」だ。ひとくちに健康食品といっても、納豆やゴマ、お茶など日常的に摂取する食品から、朝鮮人参、ローヤルゼリーといった、伝統的に健康によいとされてきた食品、健康維持に役立つ機能性成分が強化された食品、生理活性があるとされる成分を抽出して錠剤やカプセル、エキスなどにしたもの、サプリメントなど、その種類や形態は実に多様だ。

健康食品は法律上では食品に分類され、国民の健康維持と現代病予防を目的とする健康増進法や、飲食によって生ずる危害の発生を防ぐための食品衛生法で規制されている。医薬品のように、認可にあたっての厳しい臨床検査などは必要ないものの、血圧を下げる効果がある、がん予防効果があるなどといった健康機能は宣伝できないことになっている。これに反して、健康や疾病改善の効果を強調すると薬事法違反になる。しかし、健康によい影響を与える機能性成分は、もともとさまざまな食品に含まれており、近年科学者や栄養学者によって多くの機能が明らかにされていることも確かだ。

そこで、1991年に、国が健康強調表示を許可・承認する制度として、科学的なデータを提出して承認されれば、健康に有用な機能があることを表示できる「特定保健用食品」(いわゆるトクホ)が創設された。その後2001年に「保健機能食品制度」が制定され、健康食品のうち一定の要件を満たすものを「保健機能食品」として、栄養成分や機能など特定の表示をすることを認める制度ができた。保健機能食品には、個別に厚生労働大臣が表示許可をする特定保健用食品と、規格基準を満たすものであれば個別に許可を受けなくても表示を行うことのできる「栄養機能食品」の2つがある。特定保健用食品の表示許可は、2007年5月21日現在で678品目にのぼる。

健康志向を背景に、健康食品市場は拡大を続けている。最近はサプリメントを売るコンビニエンスストアなどが増え、メディアでは野菜や果物などに含まれるさまざまな健康機能が取り上げられ、注目されている。こうした健康ブームに乗って数多くの健康食品が市場に出ていることから、健康食品の機能や安全性について科学的な根拠にもとづいた情報提供の重要性が叫ばれている。これを受けて独立行政法人国立健康・栄養研究所は、2004年7月から「健康食品」の安全性・有効性データベースを開設した。また、日本健康・栄養食品協会は、協会の規格基準に適合した場合には「認定健康食品マーク」を認定している。一方、健康食品とは名ばかりで、効能がなかったり誇大な効果をうたったする商品も相変わらず売られている。消費者一人ひとりが自分の目で健康食品の成分や機能、効果を確かめ、ライフスタイルに合わせて上手に活用していくことが大切だ。
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